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脂肪エネルギーを効率よく使えるとマラソンのスタミナUPに繋がる!?

読了までの目安時間:約 6分

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言うまでもなくマラソンを走るためには、糖質と脂質がエネルギー源となっています。

 

しかしながら、糖質は体内に溜め込める量に限りがあることから、『いかに脂肪をエネルギーとして活用できるか?』が重要な意味を持つのです。

 

 

糖質と脂質のエネルギー比率とは?

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通常のジョギングペースで走っているときのエネルギー比率は、糖質と脂質が1:1と言われています。

 

マラソンのエネルギーを語るときに、カーボローディングなど糖質補給の話題が多いのですが実は脂質エネルギーも同じくらい使われています。

 

 

つまり、脂質すなわち脂肪がエネルギーとして使われることについてもう少し掘り下げて知っておく必要があるのだと個人的には感じています。

 

そして、カーボローディングが必要なランナーもそう多くないということも含めて…。

 

 

糖質は外部から補給し続けるもの

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糖質は、日常的にお米やパン、パスタなど麺類から摂取していることが多いと思います。

 

日本人であれば、糖質不足にはなりにくい食生活と言えるでしょう。

 

 

加えて、レース直前にお餅を食べたり、レース中にチョコレートやあんぱんを食べたりと、常に補給し続けないと体内に貯蔵できる量が限られているのです。

 

 

脂肪は体内で取り崩せる無尽蔵のエネルギー!?

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体内への貯蔵量が限られる糖質に対して、脂質エネルギーは理論上フルマラソンを何回、何十回と走れる?ほどのエネルギー量を持っています。

 

 

具体的には、糖質が1gあたり4kcalのエネルギー量であり、およそ2000kcal程度しか貯蔵できないのに対して、脂質は1g あたり9kcalのエネルギー量です。

 

脂質は水分を含むので7kcalとして計算すると、体重60kgで体脂肪率が20%の場合(60kg×0.2=12kg 12000g×7kcal=84000kcal)となります。

 

 

フルマラソンを走るのに、仮に3000kcal必要だとすると計算上は28回も走れることになりますね。

 

脂肪をエネルギーとして使えると、フルマラソン1回くらいは楽に走れてしまうだけのエネルギーがあることが分かると思います。

 

 

ただし、実際には脂肪エネルギー生み出す為に糖質が重要な役割を担っていることもあり、糖質の継続的な供給がなければ活用できないという側面も持ち合わせています。

 

 

ケトン体が使える身体へ

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ケトン体とは、脂肪が燃焼する際に肝臓で生成される物質であり、エネルギーとして働くものです。

 

よく血液脳関門を脂肪酸は通過できないので、代替エネルギーにならないという意見を見ることがありますが、それは間違いでケトン体は血液脳関門も通過することができるのでエネルギーになりうるのです。

 

 

糖質制限というダイエット法がありますが、もし糖質(ブドウ糖)しか脳のエネルギーにならないのだとしたら、糖質を一切摂らない糖質制限や断食などを行ったら、人間死んでしまうことになりますね?

 

 

でも、実際はそうならないのはケトン体が働いているからなのです。

 

マラソンにおいても、このケトン体を有効に活用できるエネルギー回路を作り上げると理論的にはエネルギー枯渇のない走りが実現できるということです。

 

 

1流のアスリートランナーも適度な糖質制限などを行って、脂肪エネルギーが使える身体作りをしていたりしますので間違いないのでしょう。

 

 

ガス欠知らずの快適ランへ

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いかがでしょうか?

 

マラソン前にカーボローディングなどで糖質を溜め込むのもいいですが、もっとスタミナフルなエネルギーを自ら保有していることがお分かりいただけましたでしょうか?

 

 

このエネルギー回路を稼動させることが出来れば、適度な糖質補給で走り続けることも可能でしょう。

 

車に例えるとハイブリッドカーのような燃費のいい身体にするためには「脂質ー脂肪ーケトン体」という新しいエンジンを見につける必要がありそうですね。

 

 

 


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