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なぜ!?ランニング後に食欲がなくなる・・・決定的なその原因とは?

読了までの目安時間:約 8分

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個人差はあれどランニング後、特に直後にはたくさん運動をしたにも関わらず食欲がないという方は多い気がします。

 

あなたもそんな経験がありませんか?

 

ランニングと食欲抑制のメカニズムに迫ってみましょう。

 

 

ランニングと食欲の関係とは?

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運動を大きく分けると、ランニングに代表される有酸素運動と筋トレなどに代表される無酸素運動に分けられます。

 

このどちらにおいても運動直後に食欲がないという現象は見受けられるようです。

 

 

朝にしろ夜にしろ食事前に走る方が多いと思うので、長い時間運動した後にはお腹ペコペコになりそうなものですが一体どんなことが身体の中で起こっているのでしょうか?

 

 

逆に運動後には食欲旺盛な方もおられるので、一概に言えない部分はありますがランニング後に食欲が落ちるということに焦点を合わせて考えてみます。

 

 

ホルモンの分泌が原因

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有酸素運動も無酸素運動も共通して、胃から分泌される「グレリン」という食欲刺激ホルモンを減らすことが研究により分かっており、そのことが原因となって食欲が抑制されるようです。

 

この「グレリン」は空腹時に食欲増進させる働きをしています。

 

 

加えて有酸素運動においては、腸管から分泌される「ペプチドYY(PYY)」という食欲抑制ホルモンの分泌も活発にしてしまうことから、より”食欲がなくなる”状態になりやすいと言えるでしょう。

 

 

また従来より言われていることですが、運動することで誘発されるアドレナリンやノルアドレナリンが副腎より分泌されることで、血糖値が上昇し余分なエネルギーを使わないよう体が胃腸の働きをセーブするということも原因でしょう。

 

 

ランニングにより様々なホルモンが分泌される結果、食欲については落ちていく方向に導かれるようです。

 

しかしながら、この状態は時間の経過と共に消えていく一過性のものであることを理解しておかなければいけません。

 

 

運動により上昇した血糖値は30分~60分後には元に戻る性質のものですので、当然その時間を過ぎればお腹が空くという状態が訪れるわけです。

 

 

ランニング後に食欲がなくなるメリットとは?

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もしも、ダイエット目的でランニングをしているのであればランニング終了後の食欲のない時間を上手に活かすことが出来るでしょう。

 

 

夜に走る場合、食事前に走り始めてランニング後に食事や晩酌というパターンが多いかと思います。

 

食べ過ぎて体重コントロールがうまくいかない場合であれば、食欲のない時間帯に栄養分の高いスムージーやプロテイン、あるいは少量の夕食を摂って、早めに寝ることで必要以上のカロリー摂取を防ぐ効果が期待できます。

 

 

その結果、減量には向いているかもしれませんが、偏食や栄養不足にならない要注意が必要です。

 

またランニング終了後にお風呂でゆっくりリラックスしてから食事というパターンも最高ですが、ちょうど食欲が回復してくるときに夕食・晩酌を迎えることになりやすいので食べすぎるリスクがあることも分かります。

 

 

ランニング後に食欲がなくなるデメリットとは?

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ランニングにより糖質や脂肪をエネルギーとして使っている状態ですから、失われたものを補充しないといけません。

 

補充がうまくできないと、疲労の回復が遅れたり、集中力を欠いたりと身体のバランスが悪くなってしまいます。

 

 

100kmという超ロングディスタンスを走るウルトラマラソンなどでは、走りながら食べられる強い胃腸が必要とよく言われます。

 

桁外れに長い時間、身体を動かし続けるうちには糖質などのエネルギーも枯渇してしまうからです。

 

効率よく補充していかないと体が”ガス欠”になり動かなくなるのです。

 

 

ですから、ランニングなどの強度の高い運動後にはしっかり食べることも重要なトレーニングなのですが、食欲が落ちる作用が強い人にはデメリットとなりうるでしょう。

 

 

逆の発想もある!?

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タレントでありアスリートでもある武井壮さんが「食欲がわいてきたらとりあえず走る」と言ってました。

 

彼の場合はコンディション維持なのか身体を進化させるためなのか分かりませんが、本能的に体の仕組みを感じ取っているのだと思います。

 

 

”ランニング後に食欲がなくなる”という状態を理解して、あえてその状態を作り出すことで目的とする効果を得ることも出来るということですね。

 

 

まとめ

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ランニングをすることで、ストレスホルモンを始めとして、グレリン、ペプチドYYなどのホルモンの働きによって一時的に食欲が落ちてしまいます。

 

その生体のシステムをしっかり理解することが何より重要でしょう。

 

 

ひとにより個人差があるので減量が必要な方には、ランニングの時間や強度と食欲回復までの時間を調べることでその効果を高める効果も期待できます。

 

栄養分を積極的に補充する必要がある方も同様に時間の管理をして効率よく無理なく摂取する必要がありますね。

 

 

そのことからもランニング後の1時間くらいをどう過ごすかによって、自分の体を強化あるいはメンテナンスすることに役立てる指標として活用するといいでしょう。

 

 

 


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