【ランニングシューズとインソール】その意味と必要性を知る
ランニングシューズを物色していてインソールを勧められたことはありませんか?
人の足の形状はみんな違うと考えればインソールで補正してあげる必要もありそうですが、インソールも種類はたくさん。
無駄な買い物にならないよう事前にしっかり勉強しておきましょう。
ランニングシューズの役割とは?
いつものランニングコースを裸足で走ったことがありますか?
特にアスファルトであれば、おそらくいつも通りには着地できずに思うように走れないでしょう。
もしくは必然的にフォアフット気味な着地となるでしょう。
よく言われるように一般的に着地の際には体重の約3倍の衝撃がかかるのです。
60kgの人でも180kgとなりますね。
下り坂では実に5倍にもなると言われておりその衝撃の大きさを知ることができます。
その衝撃を緩和してくれるのがランニングシューズであり、各社の衝撃緩和剤や反発剤などのテクノロジーによって足を保護されて安全に走れているわけです。
そしてもうひとつ、ランニングシューズのサイズやフィッティングも大切です。
せっかくのランニングシューズの恩恵も、サイズやフィッティングがぴったり合っていてこそ発揮されるのです。
インソールの役割とは?
ランニングシューズは、左右バラバラのサイズで購入で出来ませんよね?
大抵というか基本的にはすべて26.0cmであれば左右とも同じサイズで販売されています。
一方、私たちの足はどうでしょうか?
左右で大きさや形状もぴったり一致していると思いますか?
答えはNoです。
足型測定をされた方はわかると思いますが、左右で微妙に大きさや形状が異なっているケースがほとんどなのです。
つまり、大きさや形状の違う左右の足を同じサイズのシューズに入れるわけです。
片方を合わせればどちらかが微妙に大きすぎたり小さかったりするのです。
普段はその程度の差は気にならなくても、何度も着地を繰り返すランニングにおいては大きな差となって現れることがあります。
フルマラソンでは、3万~4万回くらい着地を繰り返すと言いますから、ほんの少しの違いでも影響が大きくなりそうですね。
そのバランスを修正してくれるのがインソールです。
インソールはどう役立つ?
人の足の形は人数分あるという観点から言うと、インソールもオーダーメイドで作らないとその意味がないのではないかというのが筆者の率直な感想です。
たまたま既製品が合えば問題ないと思いますが、可能な限りオーダーメイドで作るべきでしょうし、そうでなければインソール自体の意味に疑問を感じていしまいます。
ランニングシューズを購入したときに標準でついているインソール(中敷)と交換して自分の足のクセを補正してよりフィット感を出したり、足の負担を軽減したりパフォーマンスアップに期待するツールです。
例えば、偏平足の人にアーチを作るインソールを入れたり、ハイアーチの方にはハイアーチ用のインソールを入れたりします。
それによって入れてないときよりも足へのストレスがなく、走りやすく、動きやすいというところがポイントとなるでしょう。
また足の左右の違いを考慮すると、左右非対照のインソールが必要になると思いますが市販品はどうなのでしょうか?
そこまでには対応できていないものがほとんどでしょう。
まとめ
インソールはその役割において、オーダーメイドで作らなければあまり意味がないというのが、私の個人的な見解です。
相応の費用もかかると思いますが必要であれば要検討ですね。
またインソールは、あくまでも対症療法的なものでもあります。
足のクセや変形の中には、各種トレーニングや習慣によって矯正できる部分もあるからです。
その点も忘れずに上手にインソールを活用することが大事です。
厳密さを求めないのであればあまり神経質になる必要もありませんが、どうせならばオンリーワンのインソールとお気に入りのランニングシューズでベストマッチな1足を作り上げましょう。
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